2008年11月07日
歴史を動かした女たち
歴史に「もしも」は禁句、と言われますが、
もし、姉川の合戦や、関ヶ原の戦いや、大阪冬や夏の陣の結果が違っていたら、
日本の歴史は今とはまた違ったものになっていたのでしょうか。。。
こんばんは、ケイミーです。
このエコネットスタジオのある彦根から北にかけて「北近江」ともよばれる地域では、
戦国時代多くの武将がかかわり、日本の歴史にも大きな影響を与えました。
小説やドラマのテーマになることも多いですよねー
浅井長政、豊臣秀吉、山内一豊、石田三成などなど、あなたのお気に入りの武将はいますか?
今週の週末オススメ情報コーナーでは、
湖北の小谷城を拠点に勢力をほこった戦国武将・浅井氏をとりあげた展示をご紹介しました。
長浜城歴史博物館で開催中の、
開館25周年記念特別展「戦国大名 浅井氏と北近江~浅井三代から三姉妹へ」。

この湖北の地から戦国武将となった浅井氏には、地元のみなさんの愛着も強く、
その功績や姉川の合戦のことなどをもっと見直そうという動きが、地元では活発になってきて、
今回はそれを受けての記念展でもあるそうです。
なかでも浅井氏といえばやっぱり・・・
女性たち!

長政の正室は、いわずとしれた織田信長の妹・お市の方。
そしてこの二人の間に生まれたのが、長女・茶々(のちに秀吉の側室・淀殿)、
次女・お初(京極高次の正室)、三女・お江(徳川秀忠の正室)の、「浅井三姉妹」。
今回はこの3人の画像が一堂に会していますが、これは初めてのことだそうです!
姉川の合戦で有名な、馬柄十郎左衛門が馬上で使った大太刀、全長なんと3m50cm!

お話を伺った、学芸員の太田浩司さん。

「浅井氏は三代続きましたが、三姉妹のおかげで、滅んでからのほうが華々しいんです。
これほど女性が歴史上注目され活躍したことはありません。
滅んでからの歴史もあるというところに、浅井氏の魅力があります。」とのこと。
他にも、甲冑、刀剣、書状、屏風、画像などなど。
浅井氏は滅亡しただけに残されたものは多くはないのですが、
今回は、伊勢神宮、高野山、東京の国立博物館などから特別にお借りした、
めったに見られないものばかりが展示されています。
場内には子ども向けのクイズラリーもあるほか、
午前中と週末には、「長浜城一門衆」というボランティアガイドさんが無料で案内してくれます。
美人三姉妹に会いに、そして戦国ロマンを感じに、お出かけになってみてはいかがでしょう^ ^

「戦国大名 浅井氏と北近江~浅井三代から三姉妹へ」展
~11月24日(月)午前9時~午後5時 (会期中無休)
長浜城歴史博物館 (JR長浜駅から歩5分)
※特別展記念パネルディスカッション「浅井三代・三姉妹と戦国時代」11月9日(日)午後1時30分~ 湖北町文化交流センター
パネリスト: 小和田哲男(おわだ・てつお)(静岡大学教授、戦国氏研究の第一人者)
中井均(なかい・ひとし)(城郭研究家)
司会: 太田浩司(おおた・ひろし)(長浜城歴史博物館学芸員)
参加費: 500円 予約不要 当日受付
問合せ 0749-63-4611 長浜城歴史博物館
Posted by ケイミー at 20:09│Comments(0)
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