2008年08月28日
週末おススメ~20年ぶり復活!
復活!
なんだかいい響き~
今日の週末おススメ情報のコーナーでは、
9月1日に湖北町速水区の伊豆神社一帯で行われる、「八朔大祭(はっさくだいさい)」をご紹介しました。
八朔(旧暦9月1日)に五穀豊穣をいのって行われる秋祭りなんですが、
とても珍しいものが見られるということで、準備真っ最中のところへお邪魔してきました。
こんにちは~
ん? なんかとってもイイ匂い~♪ この香りは・・・

干ししいたけー?!!

他にも、大小さまざまな形や色の野菜や、お豆、穀物、花や果物などがいっぱい!


こちらで枠作りに使っているのは、なんと寒天!

それぞれ担当にわかれて、にぎやかに話しながら細工していきます。
なんか、楽しそう~♪

じつはこれ、「青物神輿(あおもの・みこし)」またの名を「野菜みこし」とも呼ばれている、おみこしなんです。

地元でとれた野菜、穀物、豆、乾物など80種類を使ったつくりものでみこしを飾ります。
てっぺんの鳳凰(ほうおう)は、頭はかぼちゃ、とさかはは鶏頭の花、胴体はススキ、くちばしはオクラなどを使うんですって!
ふつうの形のものではなく、お店では売られていないちょっと変わったおもしろい形の野菜を
いかにしてうまく使うかが腕のみせどころ。
みこしの四面は、その年の話題のシーンや、おとぎ話などをテーマに作ります。

ん?こちらの方は別室で、人目をしのんでなにやら行われていますよ・・・

おおーこれは!
ろう人形用の秘伝のロウ!(コーフンのあまり、ピントが合ってない^^;

みなさんの知恵と工夫がいっぱいの青物みこし。
ぜひお祭り当日は、じっくり目を凝らして見てみてくださいね!
そしてこの「八朔大祭」で、今年20年ぶりに復活登場するのが、「幡母衣(ばんばら)武者行列」。
「母衣」とは、元々後ろからの矢をふせぐために背中につけたもので、初めは布、
のちに今のように、竹を24本に割って48個の提灯をつけて幡をたてたものになりました。

鎧(よろい)を身にまとった若者がこの「母衣」を背負い、まちの中を練り歩いて神社に参拝する行事が「幡母衣(ばんばら)武者行列」で、湖北町速水には1700年から1800年ほど前から伝わっている、と言われています。
大正時代まで毎年行われていましたが、昭和11年を最後に途絶え、昭和63年に半世紀ぶりに復活。
今回はその後をうけて、20年ぶりの復活なんです!

(前回のようす)
武者が左右にカラダを振るたびに、つるされた提灯の灯りもゆれ、幻想的な雰囲気をかもしだします♪
スムーズに行列が行われるよう、前と後ろに道幅を確保するために通す、巨大な「人除け」も見もの!

お話を伺った、実行委員長の杉田信男さん。

このあたりは旧北国街道も走っている昔からの土地と、宅地開発による新しい住宅地とが混在し、人口も増えています。
みんなで一緒になって作る祭りをきっかけに、まちの人々の交流やまちづくりができていけば、と話してくださいました。
他では見られない、すばらしい伝統文化の祭りをぜひ楽しんでみませんか^ ^
「八朔大祭」
湖北町速水の伊豆神社にて
9月1日(月)
13:30 浦安の舞、子どもすもうなど
18:00 青物神輿
20:30 幡母衣武者行列
※フォトコンテストもあり
問合せ 湖北町観光協会 0749-78-8305
Posted by ケイミー at 21:10│Comments(0)
│週末のお出かけ♪
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。