このガラス戸の向こうに、大好きなあのおべんとや、そのお弁当が!
しかし、部外者は入れません。。
ヨダレたらしながらガラス戸にへばりついてじっと見つめておりました。。
こんばんは、ケイミーです。
今日の「エコネットカフェへようこそ」のコーナーでは、
地元の味にこだわって手作り120年、
JR米原駅で駅弁を販売している、「井筒屋」さんをフィーチャー!
憧れの建物、中へ入ると・・・
おお、ここだ!
さらにガラスに近づいてみると・・・
あ、見えました!
みなさん、セッセせっせと美味しいお弁当作り中~
よーく見ると機械などはあまりない。。
なんと、平均して一日3000食のお弁当を、すべて手作りされているんだそう!
次々に出来立てのお弁当が運ばれていきます。いいな。。。
安政元年、長浜の船着場前で、旅篭(はたご)として創業、
明治22年7月1日東海道線の開通に合わせ、米原駅に移ってお弁当を販売しはじめたのが、
井筒屋さんの駅弁のはじまり。
「ネーミングと内容」=お弁当の名前と中身があっていること、
そして、地元の旬の素材を用いて手作りすること、が井筒屋さんのこだわり。
なかでも一番人気は、コチラ「湖北のおはなし」。
唐草模様の包みをほどくと、琵琶湖のヨシズを思わせるお弁当箱。
そこに、鴨肉のロースト、地鶏、里芋)、玉子焼、玉こんにゃく、海老豆、山ごぼうや赤かぶの漬物、ぬた、梅干、ごはんは季節によって変わるおこわ(春は山菜、夏は枝豆、秋は栗、冬は黒豆)。
口直しに、小さなサイコロ型の紙のボックスに入ったアメも嬉しい。
なつかしいおばあちゃんの味と好評、なかには「湖北のおはなし」の本をください、というお客様もいるとか^ ^
実は私も大ファンのこの駅弁、1日300個限定で、観光シーズンには昼前に売切れちゃうこともあるそうです!
さらにこの11月中は、SL北びわこ号の運行にあわせて、
40年ぶりに復刻した「汽車土瓶つき駅弁」も売り出されます!
土瓶は信楽学園の生徒さんたちによるもので、信楽焼きの陶器。
こんな土瓶でいただく熱いお茶、香りもよくて、駅弁の味をさらにひきたててくれそうー♪
東西の交通の要所・米原駅。
発着する列車の数は昔と変わらず多いですが、
当初は40人ほどいた、ホームでお弁当を売る「立売」人の方も、10数年前に姿を消しました。
「べんと、べんと~」という立売人の後ろを、天秤棒をかついだ人がついて「お茶~お茶~」とかけ声。
駅弁を買った人がお茶も希望すると、土瓶にあついお茶を注いで一緒に渡したんだそうです。
弁当だけ渡してお代をもらいそこねたり、またその逆もあったり。
今とはかなり違ってのんびりした、でもどこか人情味を感じさせますね♪
このほかにも、「元祖鱒寿司」は日本で最初に駅弁として売られた鱒寿司、
さらになんと、駅の立ち食いそばを日本で始めたのも、じつは米原駅で井筒屋さんが最初なんですって!
駅のお蕎麦、はい、私もよくお世話になってます(笑)
琵琶湖や若狭が近く新鮮な魚が手にはいる、
そしてお米や美味しい野山の恵みのある、近江ならではの素材を生かした手作り。
特製のおいしいお弁当と車窓を流れる湖北の風景を眺めながらの、ゆっくりとした旅のスタイル、
この秋おひとつ、いかがですか?^ ^
お話を伺った、宮川会長さんと稲本さん。
「料理には3つの風がある。風味、風土、風景。それをいつも大切にしたい」
という宮川会長さんの言葉がとっても印象的でした♪
問合せ
井筒屋 0749-52-0006