それ、捨てないでー!

ケイミー

2008年09月03日 15:30

あるとき気がつき、ずっと気になっていたことがあります。


「人の歯は28本」と聞くけど、私の口の中には32本あったんです。
1つ、2つ、と舌の先をころがしながらたどり、再び数え直してみても、やっぱり32本!


歯医者さんに聞いたら、親知らず計4本、正常な奥歯と同じように生えているからで、
特に痛みもなく問題がないので、抜かなくてもよかったのでした。ホッ。。


こんにちは、ケイミーです。



さて、今日の「エコネットカフェ」コーナー、気になる最新エコニュースとしてご紹介したのは、
入れ歯のリサイクル」!



ずっと健康な自分の歯でいられるのが一番いいけど、なかなかそうもいきませんよねー
で、年月がたつにつれて、口に合わなくなって作り直したとき、古い歯のかぶせ物や入れ歯や、お亡くなりになった方の入れ歯など、そのまま捨てられるのかなあ。。。と思っていたら。



じつは、その不要となった入れ歯が世界の子どもたちの命を救うことにつながるんです!

ビックリ、初耳~



入れ歯には金属のクラスプという歯にかけるバネがついていますが、このクラスプには、金、銀、パラジウムなど貴金属が使われています。
これらは地球上にわずかしか存在しない、とても貴重な資源。
それをゴミとして捨ててしまうのは、もったいない!


そこで、平成18年に設立されたNPO法人日本入れ歯リサイクル協会では、そんな不要になった入れ歯を回収しています。
そして、業者に委託して含まれている貴金属を精製リサイクル、その収益をユニセフを通じて世界の発展途上国のこどもたちの支援につなげているんだそうです。


(パンフレットより転載)


たとえば入れ歯1つで、
毛布なら8枚、勉強するための鉛筆&ノート60人分、HIV(エイズ)簡易検査なら40セット、マラリアから身を守る蚊帳4張り、予防接種に必要な注射器の針250人分、
などを買うことができます。
(費用は概算)


その「不要入れ歯回収BOX」の設置を、滋賀県では初めて、米原市社会福祉協議会が7月からスタートされました!





回収場所は、米原市社会福祉協議会の3つの支所(米原、山東伊吹、近江)と、米原市役所の4つの庁舎(米原、伊吹、山東、近江)。


方法はとってもカンタン。


入れ歯の汚れを落とし、入れ歯洗浄剤または熱湯で消毒、よく乾かして、専用のビニール袋(回収ボックス横に置いてあります)に入れて、回収ボックスへ入れるだけ♪



袋に住所と名前を書くとユニセフからお礼状が届くそうですが、もちろん無記名でも大丈夫^ ^

入れ歯は総入れ歯でも部分入れ歯でもよく、またそれ以外でも、歯にかぶせてあるもの(クラウン)、詰めたもの(インレー)、歯と歯をつなぐブリッジでもOK。
(但し、金属のついていない入れ歯は不可なので気をつけてくださいね)
収益は上記のようにユニセフを通じて使われるほか、同社協の福祉活動にもあてられるとのことです。



敬老の日も近づいてきました、
もし、おじいちゃんやおばあちゃんの眠っている入れ歯があれば、ちょっと聞いてみてはいかが♪


米原市社会福祉協議会 0749-54-3105


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