こんにちは、ケイミーです。
今日6月20日は、1948年に初めての日本製映画が公開された日だそうです。
そういえば、6月は映画にも話題作がゾクゾク登場していますね♪
雨のシーズン(とはいうものの、なかなか降りませんが)、
映画館のスクリーンで、あるいはおうちでDVDを楽しむのもオツなもの。
eラジオのeプレス6月号も映画特集、いろいろなオススメ映画が載っていますので、
そちらも是非チェックしてみてね!
で、今日の「エコネットカフェ」のコーナーで取り上げた、わたしオススメの映画はコチラ↓
『不都合な真実』
昨年アメリカで公開されるやいなや、全世界で話題騒然。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞をはじめ主要な映画賞を獲得し、
ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった映画です。
みなさん、もうご覧になりましたか?
映画のテーマは
「地球温暖化」。
温暖化へと突き進む地球環境を憂いたアメリカの元副大統領アル・ゴアが、
温暖化によって引き起こされる数々の問題を説明し、地球と人類の危機を訴えて、
世界各地で行っているスライド講演のようすを描いたものです。
映画は、美しい森と湖のシーンからはじまりました。
その後、スクリーンに映し出されるのは、アポロが宇宙から見た「青い地球(ほし)」。
息をのむ美しさです。
やがて映像は、世界各地の自然を切り取っていきます。
2~30年前までは雪をいただいていた美しい山キリマンジャロが、今では見る影もなくさらされている姿。
氷が溶けて退行し、地肌が露出した氷河。
大干ばつで、干上がってしまった川や湖、ひろがる砂漠。
未曾有の洪水や台風による大災害。
温暖化の影響を受けて変化してきている自然の様子が、次々と克明に紹介されていきます。
「地球温暖化」がテーマ、しかもドキュメンタリーときくと硬いイメージがしますが、
アル・ゴアの生い立ちや家族の話、なぜ彼がこの問題に取り組むようになったのかなどの
エピソードをはさみながら、ときにユーモアもまじえた巧みな語り口のおかげで、
90分ちょっとがアッという間に過ぎ、まったく飽きることなく観ることができました。
気象変動のデータも数多く登場し、とてもわかりやすく、耳に、目に、そして頭に入っていくんです。
このまま温暖化が進んでいけば、地球がどうなっていくのか。
映画を観ながら、しばしば背中がゾクゾクっとする戦慄を感じ、
見終わってからも、しばらく席をたつことができませんでした。。。
全世界で地球温暖化防止に取り組むことをうたった「京都議定書」から、今年で10年。
先日のサミットでも大きく取り上げられ、キャンペーンも行われ、
「地球温暖化」と言う言葉が報道されない日はないくらいです。
一方でこの問題そしてこの映画には、
データ的に偏っているとか、経済の発展に逆行するからと警戒反論されたり、
政治的な問題にすりかえられたり、
といった逆風が根強く吹いていることは事実です。
「そうはいっても、まだまだ遠い先のこと」
「いまいちピンとこない」
「自分ひとりが気をつけてもねぇ」。。。
という感じの方も多いんじゃないかと思います。
私もつい最近までその一人でした。
でも、 この映画を見ると、
これはSF映画でもなんでもなく、
まさに
今、地球上のすぐそこ、私たちのすぐ隣に起こりつつある危機なんだ、
と実感することができます。
見終わって、素直に「何か出来ることをしてみたい」と思わせてくれる、そんな映画です。
さてこの映画、環境先進県であるこの滋賀でこそ上映してほしいのになぁと思っていたら、
環境月間であるこの6月に、2つの映画館で上映されていることがわかりました!
『不都合な真実』
草津シネマハウス 上映中~6/29(金)
滋賀会館シネマホール 6/26(火)より上映予定
原作となった本に加え、7月にはDVDも出るとのこと。
「地球温暖化」に関心のある方はもちろん、いままであまり興味のなかったという方にも
是非見てほしいなぁと思います。(見るならぜひ地元滋賀の映画館でね♪)
「誰でもできる最初の一歩は、まず事実を知ること」
「否定から絶望にジャンプしてはいけない」
そんなセリフが心に残りました。
ご覧になった方は、また感想を聞かせてくださいね。