これナンジャ?

ケイミー

2008年05月22日 19:06

さて質問です。

この花の名前はなんていうでしょう? わかった方は、かなりの植物通!




じつはこれ、「ナンジャモンジャ」。

長崎の対馬から、高月町雨森に贈られたものだそうです。


こんばんは、ケイミーです。


今週の「ゆるぼち」で訪ねたのは、高月町雨森(あめのもり)にある「雨森芳洲庵(あめのもり・ほうしゅう・あん)。


大きなケヤキの木陰がうれしいな(すごく暑い日だったの)

聞えてくるのは、水車のポッコンポッコンという音、小川のせせらぎ。

鯉や綺麗なお花も出迎えてくれて、なんかとってもほっこり~♪






ここは、江戸時代に日本と朝鮮との外交に力をつくした、儒学者・雨森芳洲が生まれ育ったところ。




カランコロン♪ ここから2時間め。 日本史のお時間です!


江戸時代、日本は○国の時代でした。 ←○の中にはいる言葉は、さて?


正解は・・・


鎖国の「鎖」。


諸外国との交流を閉じていたんですが、隣国朝鮮とは友好の交わりを結んでいて(あともう1つはオランダね)
その窓口が対馬藩でした。


勉強熱心であった雨森芳洲は対馬藩につかえるようになり、まもなく外交を担当。
当時は「筆談外交」が主でしたが、芳洲は「相手を理解するには、相手のことばを話せないといけない」といって、
釜山に3年間留学し、朝鮮語を覚えたそうです。
その後、朝鮮通信使が訪れたときなどにも大活躍。


1990年、韓国の大統領が訪日した際に、この雨森芳洲の功績をたたえたことから、
いちやくその名前が知れ渡るようになったというわけなんです!


ということで、日本史の時間終わりー ^ ^


では3時間めは、「道徳」のお時間♪ (苦手な人は・・・早弁してもいいですよ(笑)



質問。他人と仲良くしていくコツ、さて、あなたは何だと思います?



芳洲さんの答えは・・・


「お互いの違いを理解し、尊重すること」

「あざむかず、争わず、真実をもって交わること」



う~む。。。なんか耳が痛くなってきたかも ^ ^;;


庵には、芳洲の遺品や、朝鮮通信使に関する資料や本が展示されて見学ができるほか、



日本と韓国の青少年たちの草の根交流の拠点として、
子どもたちが民族衣装でサムルノリを演奏したり、ホームステイ受け入れなども行っています。




「日本人は冷たくてひどいと思っていたけど、ここに来たらとんでもない。
みんなとても優しくてあたたかい」

「芳洲の存在を初めて知った、そんな人が友好に尽くしてくれていたとわかり、嬉しい」


帰国のときには、ホストファミリーも留学生も、みんな感激のあまり泣いてしまうそう。


何十年も手書きで発行、すでに1200号を数えている「区報あめのもり」




芳洲の心は、今もふるさと雨森のみなさんに受け継がれているんですね。




左が館長・平井さん、右が美味しいお茶をくださった谷口さん(ありがとうございましたっ♪)



広縁に座って手入れの行き届いた庭をながめながら、
芳洲研究の本も出されている平井さんのお話をきいていると、


ココロはいつのまにか、芳洲の生きた時代へ、そしておとなりの国へ。


遅れてきた韓流ブーム? 

いえいえ、もっと親しみがわいてきた気がします^ ^


「雨森芳洲庵」

開館   午前9時~午後4時
入館料 大人250円 中学生以下無料
月・火・祝日の翌日は休館

電話 0749-85-5095



オマケ。
親しみがわいた勢いで、帰りにこれにも挑戦♪




「高月くんのキムチ」、本場の作りかたながら辛さ控えめで食べやすいと人気!
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